【鰤しゃぶ@福岡 春吉】喜々
飲食店を開拓する前に、まず気になるお店を探すステップがあるわけですが、「お、このお店は良いかも」と反応する条件の一つに「こだわりを持っていること」があります。
食材、調理法、看板メニュー、などなど。
一つを極めるということは、言い換えればそのお店が何を楽しんで欲しいと思っているかということ。
開拓マンとしては事前にそれが分かるとウキウキするし、いつか行こう!と行きたいお店リストの中でも優先度も上がります。
久しぶりに書く美味しい記憶は、高い自己満足を書き起こしたいと思って残すものです。
ぜひ読み飛ばしつつも、写真と場所は見ていただけたらと思います。
◆鰤しゃぶ 喜々@春吉(福岡)
10月初旬、第二の故郷である福岡に遊びに行った際に、前日夜中まで飲んだ後のモーニングで訪問しました。
まず朝空いてるの!?というところに驚き。
しかも予約必須という良いお店感プンプン。
春吉は福岡の中でも美味しいお店が多く立ち並んでいる少し大人なエリアで、こちらもメイン通りから中に入ったところにあります。
味のある外観。
朝は店主がお一人でやっているようで、平日ということもあり非常に落ち着いてました。
鰤しゃぶセットを待ちながら、八女茶でカラダを目覚めさせたところ、ご当地のお茶ってこんなに美味しかったのか!と静かに興奮しました。
20代前半ではわざわざお茶を頼まなかったなと思うと、食の楽しみ方も少しずつ大人になってるのかもと思います。
そして登場、美しいモーニング。
しゃぶしゃぶだけでなくお刺身としても楽しめる贅沢スタイル。
話は逸れますが、福岡旅行で食のオススメを訊かれたら間違いなく『お刺身』と答えます。
もつ鍋でもラーメンでも明太子でもなく、お刺身。
何が良いって、味、一切れの大きさ、盛り付けの多さ、安さ、全てが東より優れていると思います。
何より味がガツンと来るのです。
伝われ、、伝わらないよな、、、食べてほしい。
話を戻して鰤しゃぶですが、優しい。
一言、やさしい。
あくまで予想ですが、1人用鍋がよかったのかなと思います。
大きい鍋に比べて染み出した味が逃げず(薄まらず)に野菜に浸透していく感じ。
朝から開けてる理由が分かりました。
そして書き残す決め手、〆の雑炊。
しゃぶしゃぶした出汁で作ってもらうそれは書くくせに言い表せないものでした。
店主曰く、雑炊を食べるために来るお客さんもいるのだとか。納得。
何度も言うように、朝にいただいたのが大正解でした。
あーまた食べたい。
店主から『本当に鰤って美味しいよね』感が伝わってきて、こだわりを持ってお店をやられてるんだなーだから美味しいんだよなーと最後の八女茶を啜りながら思ったのでした。